【データクレンジング】分割されていない氏名データをGoogleスプレッドシート関数で自動分割!(そのまま使える)

氏名データクレンジング記事のアイキャッチ画像 自動化事例

①:概要

本記事では、Googleスプレッドシート関数を活用し、分割されていない氏名データを自動的に分割する方法を解説します。
氏名データは、スペースなどで区切られていることが多いですが、取得元によっては氏名が分割されておらず、手作業で加工してから顧客管理システム(CRM)へ登録するなど、手間が発生する場合があります。
今回は、そのようなケースでも自動で分割が可能な方法をご紹介しますので、ぜひご確認ください。

②:修正条件

  • 対象氏名データは、氏と名の間に区切り(スペースなど)がないものとします。
  • 分割可能な氏名データは、本スプレッドシートの[名氏マスタ]シートに登録されている名字(苗字)を対象としています。
  • 対象氏名データをスプレッドシート関数で、氏と名に分割して表示させます。

③:解決フロー

Step1:事前準備

1.対象データの用意

対象の氏名データ(ExcelまたはCSV形式)をご用意ください。
 ※本記事では、スプレッドシート上のサンプルデータを使用します。

2.スプレッドシートのコピー

氏名分割スプレッドシートを開き、コピーを作成してください。

Step2:対象データの更新と確認

コピーしたスプレッドシートの『氏名データ』列に対象データを更新し、
氏名が正しく分割されていることを確認してください(以下画像参照)。
 ※一部分割できない場合は『-』が返されます。
 ※『-』が返される名字(苗字)も、[名氏マスタ]シートの末尾へ追加すると、
  次回から分割をすることが可能です。

氏名データのクレンジング方法の解説
氏名データ分割の解説

④:使用関数

本記事で使用しているGoogleスプレッドシート関数は以下です。
参考にしていただければと思います。

IF関数
・ARRAYFORMULA関数
・VLOOKUP関数
・REGEXREPLACE関数
・MATCH関数


⑤:まとめ

分割されていない氏名データを手動で修正しようとすると非常に手間がかかります。
本記事でご紹介したスプレッドシート関数を用いた自動修正手法を活用することで、効率的かつ正確なデータクレンジングが実現できます。

この記事の方法で解決できないケースが発生した場合は、【お問い合わせフォーム】からお気軽にご連絡ください。別途、最適な解決策をご提案いたします。

※Googleサービスは、Google LLC の商標であり、この記事はGoogleによって承認されたり、Google と提携したりするものではありません。